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【要保存】隣人騒音トラブル。絶対間違えたらダメな対処の順番

【 はじめに 】

 隣人騒音トラブルの対処法

 こんにちは、不動産弁護士チャンネルの弁護士の清水です。

 今回は!

 よく相談を受けるテーマ

 隣人騒音トラブルの対処法についてお話ししたいと思います!

 このチャンネルでは、不動産にまつわる法律問題を主に扱っていますので、

どこのチャンネルか分からなくなる前にぜひ登録お願いします!

 ご相談者様からの質問です

  「私はマンションに住んでいるのですが、隣の住民が夜間でもテレビを大音量で流していて眠ることができません。
 管理会社に言っても対応してくれません。どうしたらいいのでしょうか?」

 結論!

 ①まずは録音や騒音計測器で計測した結果等、客観的な証拠を収集した上で、受任限度を超える、すなわち、耐え難い騒音であることを立証できるようなエビデンスを集める

 ②集めた客観的な資料を管理会社に提出し、再度、管理会社から貼り紙→電話→直接訪問してもらうよう催促する

 ③管理会社が対応しない場合には弁護士や警察に相談する

【どこからが騒音か?】

 そもそも、どっからが騒音に当たるのでしょうか?

 法律上、明確な基準はないものの、受任限度を超える、すなわち、耐え難い音量であれば、騒音にあたり、

 それによって損害が生じていれば相手に損害賠償請求できる権利が認められます。

 そして、受任限度を超えるかどうかは、騒音の大きさ、騒音の時間帯、騒音の頻度、居住環境等、様々な要素を考慮して判断されます。

 騒音の大きさの目安としては、総合的に判断されるので、一概に言えないですが、50デシベル以上、例えば家庭用エアコンの室外機の音量以上の大きさがあれば受任限度を超えると判断されやすくなるように思います。

 相談者さんも管理会社に一度問い合わせているようですが、口頭で伝えるだけでは動いてくれないことも多いように思います。 

 このため、録音や騒音計測器で計測した結果等、客観的な資料を提出して、耐え難い騒音であることをエビデンスをもって説明すると良いように思います。

 また、騒音によって精神的にも支障をきたしているようであれば、医師の診断書をも提出すると良いように思います。

 騒音の計測は携帯のアプリでもできます。

【管理会社が対応してくれない場合】

 では、客観的な資料を管理会社に提出しても管理会社が貼り紙の対応や電話等の対応をしてくれない場合はどうしたらいいのでしょうか?

 やはり我々弁護士に相談することが良いように思います。

 ご相談いただければ、ご相談者様のご事情をお聞きした上で、裁判も見据えて、まずは相手方に対し、内容証明郵便という書面で警告します。

 書面で警告してもなお、騒音がやまないようであれば、損害賠償を求める民事裁判の提起を検討することになります。

【刑事事件の可能性】

 では、客観的な資料を管理会社に提出しても管理会社が貼り紙の対応や電話等の対応をしてくれない場合はどうしたらいいのでしょうか?

 やはり我々弁護士に相談することが良いように思います。

 ご相談いただければ、ご相談者様のご事情をお聞きした上で、裁判も見据えて、まずは相手方に対し、内容証明郵便という書面で警告します。

 書面で警告してもなお、騒音がやまないようであれば、損害賠償を求める民事裁判の提起を検討することになります。

【法律相談するならリット】

 今回は

 隣人騒音トラブルの対処法についてお話ししました。

 個別の事案によって結論も変わり得ますので、具体的な相談についてはぜひ弁護士にご相談ください。

 今後も時事問題や介護・不動産にまつわる法律問題を扱っていきますので、もしよろしければぜひチャンネル登録お願いします。

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監修者

■ 弁護士法人リット法律事務所 弁護士清水 勇希(YUKI SHIMIZU)

 2016年11月司法試験予備試験合格(大学4年時、21歳時)、2017年3月立命館大学法学部卒業(首席で修了)。2018年弁護士登録(大阪弁護士会)。
 弁護士法人リット法律事務所代表弁護士。北浜法律事務所勤務を経て、2022年にリット法律事務所を開設。 現在は、不動産法務、スタートアップ法務、介護法務、エンタメ・スポーツ法務等をメインに取り扱うとともに、自身も高齢者等終身サポート事業を行う「株式会社あかり保証」というスタートアップを創業し、上場を目指している。 M-1グランプリ2024年2回戦出場。YouTubeチャンネル「介護・不動産弁護士チャンネル」を運営。株式会社エアトリ社外監査役。

■ 経歴
 1995年1月 京都府宇治市生まれ
 2013年3月 立命館宇治高等学校卒業
 2016年11月 司法試験予備試験合格(大学4年時、21歳時)
 2017年3月 立命館大学法学部卒業(首席で修了)
 2018年12月 司法研修所修了(第71期)、弁護士登録(大阪弁護士会)
 2019年1月 北浜法律事務所入所
 2019年7月 宅地建物取引士登録
 2022年5月 日本プロ野球選手会公認選手代理人 登録
 2022年10月 リット法律事務所開設
 2023年12月 株式会社エアトリ(東証プライム) 社外監査役 就任

■公職・役職
 2021年~ 大阪女学院大学・短期大学非常勤講師
 2022年~ 立命館大学エクステンションセンター 講師(民事訴訟法)
 2022年~ 法律家などを養成する「伊藤塾」の専任講師
 2023年~ 立命館大学エクステンションセンター 法科大学院(ロースクール)講師
 2023年~ 株式会社エアトリ(東証プライム) 社外監査役

■株式会社エアトリの役員プロフィール
https://www.airtrip.co.jp/company/pro...

■SNS
〈X〉 
https://twitter.com/yuki2121row

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